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子どもたちのアウシュヴィッツ

野村路子

「ユダヤ人に生まれた」というだけの理由で子どもたちは収容所に入れられ、苛酷な運命を辿ることになった……。ホロコーストの犠牲になった子どもたちの姿を、生還者ら7人へのインタビューを交えながら描く。口絵に収容所内で子どもたちが描いた8点の絵を収録。『テレジン収容所の幼い画家たち展』などを開催してきた著者が、ヨーロッパやイスラエルを旅し、アウシュヴィッツ収容所だけでなく、チェコのテレジン収容所、ドイツのベルゲン・ベルゼン収容所など、さまざな悲劇の舞台に触れながら、日本の若い世代に真実を伝え残す。

子どもたちのアウシュヴィッツ
POD書籍
定価:
2,010円(税込)
ISBN:
978-4-476-14017-0
体裁:
四六判ペーパーバック
ページ数:
237ページ
発売日:
1998年8月15日



※POD(プリント・オン・デマンド版)とは
オンデマンド版は、Amazon等のウェブサイトで読者の皆様が注文し、そのつど1冊ずつ印刷されて届けられるものです。(カバー・帯のない)表紙と本文からなる並製のペーパーバックの体裁で製本されます。原本に比べて体裁は簡易版ですが、本文は原本に匹敵する品質で印刷されています。


【目次】
はじめに
第1章 アウシュヴィッツへの旅
第2章 百五十万人のアンネ・フランク
第3章 地獄を生きた子どもたち
第4章 今も残る地獄の傷あと
第5章 テレジンの『絵画教室』
第6章 子どもたちが見ていた収容所の真実
第7章 真実を語りつづける人々との出会い
第8章 今、なぜホロコーストか……
おわりに

【著者について】
野村路子(のむら・みちこ) 1937年、東京生まれ。都立白鷗高校を経て早稲田大学仏文科卒業。コピーライター、タウン誌編集長を経て、ルポルタージュ、エッセイ等を執筆。1989年、テレジンの子どもたちの絵と出会い、その存在を日本で紹介したいとチェコの国立ユダヤ博物館と交渉し、貸出を受けて、1991年より『テレジン収容所の幼い画家たち展』を主催。生き残った〈テレジンの子どもたち〉へのインタビューを重ね、執筆・講演活動を続けている。著書に、『アンネへの手紙』(教育出版センター)『15000人のアンネ・フランク』(径書房)『写真記録アウシュヴィッツ』全6巻(ほるぷ出版)『テレジンの小さな画家たち』(偕成社、産経児童出版文化賞大賞)『絶望の中の光』ヤン・コムスキー画集(ルック)『地獄の中の愛』ミェチスワフ・コシチェルニャック画集(ルック)『テレジン収容所の小さな画家たち詩人たち』(ルック)『フリードル先生とテレジンの子どもたち』(第三文明社)がある。

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