創価教育と人間主義
「国家のための教育」から「人間のための教育」へ──。人間教育への考察を重ねてきた著者(作新学院大学学長)が、その変革の突破口となる「創価教育」の可能性をさぐる。
- 定価:
- 1,760円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-03394-6
- 体裁:
- 四六判ハードカバー
- ページ数:
- 224ページ
- 発刊日:
- 2021年6月15日
- 在庫状況:
- 在庫あり
- 参考価格:
- 1,320円(税込)
- 発売日:
- 2021年6月15日
【目次】
はじめに──今、なぜ創価教育か
第1章 牧口常三郎初代会長と『創価教育学体系』
1 生涯
2 『創価教育学体系』とその時代
3 「創価教育学」の意味と目的
4 「創価教育学」の理論的特徴
5 牧口常三郎の教育思想に見る先見性と現代的意義
『評伝 牧口常三郎』書評
人間教育を考える――牧口常三郎の独創と先見
第2章 新時代を拓く創価教育 ─三代にわたる精神の継承─
1 出会いから継承へ
2 師弟の精神の継承
3 創価教育の精神の継承(Ⅰ)―さまざまな精神の継承―
4 創価教育の精神の継承(Ⅱ)―最大の教育環境としての教師―
5 創価教育の精神の継承(Ⅲ)―「開かれた対話」―
「平和の文化と子ども展 ─子どもの幸福のために─」祝辞
「価値創造」は21世紀のキーワード
私の読後感──小説『新・人間革命』第27巻
第3章 池田大作第3代会長と創価教育の確立
1 創価学園・創価大学の創設と限りなき発展
2 「教育部」の創設と人間教育の実践
3 『池田名誉会長の指針 わが教育者に贈る』を読んで
『池田大作の軌跡──評伝 平和と文化の大城Ⅰ・Ⅱ』を読んで
池田SGI会長の平和提言を読んで
「平和の文化と希望展」挨拶
第4章 現代に広がる創価教育の実践記録運動
1 教育実践記録運動に見る実践から理論への展開
2 人間教育実践報告大会の講評
第5章 人間主義の教育への改革をめざして
1 はじめに
2 「教育」という言葉の起源と意味・関心
3 教育の国家主義と人間主義
4 創価教育の精神の特徴
5 公明党のこれまでの活動と公約についての私見
6 現在の公明党の公約についての私見
参考文献一覧
初出一覧
【著者プロフィール】
渡邊弘(わたなべ・ひろし) 1955年、栃木県生まれ。慶應義塾大学文学部卒、同大学院社会科学研究科教育学専攻博士課程中退。博士(教育学)。宇都宮大学教育学部教授(学部長・研究科長、附属小学校長兼務)等を経て、2017年、作新学院大学学長・作新学院大学女子短期大学部学長。学校法人ねむの木学園理事。著書に『人間教育のすすめ』(東洋館出版社)、『一茶とその人生』(NHK出版)などがある。