創価教育法の科学的超宗教的実験証明
第三文明選書
著者の後期教育学論集の中から、「『創価教育学体系』全四巻の総合帰結」「牧口教育思想の全体系を一つに絞りあげた全体帰結」(『牧口常三郎全集』第八巻「解題」・斎藤正二)と評される本作(1937年刊)を、注・補注を付して現代語訳。巻末に原文を収録した。
- 定価:
- 2,640円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-18025-1
- 体裁:
- 新書判ハードカバー
- ページ数:
- 464ページ
- 発刊日:
- 2023年1月20日
- 在庫状況:
- 在庫あり
- 参考価格:
- 2,090円(税込)
- 発売日:
- 2023年1月20日
【目次】
凡例
はしがき
第一章 緒言
第二章 実験成績の検討、および、これにのっとった教育法の根本的な改革
第一節 実験証明の関係者
第二節 小学校各科指導法の実験成績
第三節 教師に対する指導上の実験成績
第四節 支援者によって証明されたこの事業の価値
第五節 教師以外の生活法革新の証明
第六節 本書がみずから証明している本研究の価値
第七節 教育作用の力が及ぶ範囲について
第八節 教育法の根本的な改革
第三章 証明結果の原因を考察する
第一節 もっとも重要な原因は何か
第二節 教師の選択条件
第四章 指導主義の教育法
第一節 目的観の確立の指導
第二節 目的を達成する生活法の指導法
第三節 指導主義の教育法の根拠
第五章 創価教育学の体系とその根拠
第一節 創価教育学の知識体系
第二節 教育ないし生活の原理としての価値論の大意
第六章 教育ないし生活の根本原理としての仏教の極意
第一節 仏教の極意と現世の生活との関係
第二節 仏教の極意の三大要点
第三節 釈尊と日蓮大聖人との関係
第四節 日蓮大聖人の教え
第七章 宗教研究法の革新と家庭・国家の宗教革命
第一節 宗教研究法の転回
第二節 半狂人格の暴露
第三節 法罰の意義
第四節 結論
補注
創価教育法の科学的超宗教的実験証明 原文
訳注者あとがき
【著者プロフィール】
牧口常三郎(まきぐち・つねさぶろう) 1871〜1944。新潟県生まれ。創価学会初代会長。教育者・教育学者・地理学者。半生を教育界に捧げ、その間、地理教育の改革、新教育学の樹立を志し、『人生地理学』『創価教育学体系』などを著す。1930年、創価教育学会(創価学会の前身)を創立し、教育革命・宗教革命に挺身。43年7月6日、治安維持法違反ならびに不敬罪の容疑で警察に拘引され、44年11月18日、東京拘置所において73年の生涯を閉じた。生涯の多数の著作は『牧口常三郎全集』(第三文明社)に収められている。
訳注者=古川 敦(ふるかわ・あつし) 1954年、福岡県生まれ。独立研究者。東京教育大学文学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育社会学、教育思想の社会学専攻。香川短期大学教授を務めた。著書に『デュルケムによる〈教育の歴史社会学〉』『幸福に生きるために―牧口常三郎の目指したもの』『牧口常三郎と創価教育学』、編書に牧口常三郎著『創価教育学大系概論』『牧口常三郎の教師論』『牧口常三郎の教育思想』、訳書に J-C・フィユー『デュルケムの教育論』、E・デュルケム『教育と社会学』がある。