添田百合子 著
自分のからだの状態を知って、適切なケアの方法を学ぶ──人生100年時代を元気に過ごすための知恵が満載! 豊富な看護師経験をもつ「療養生活看護学」の専門家が、「フレイル」「メタボ」「ロコモ」「認知症」などの正しい理解、自分でできる身体チェックの方法、「脳梗塞」「転倒」の予防、「人生会議」の提案など、さまざまな角度からアドバイスする。
【目次】 はじめに 第1章 人生100年時代がやってきた ◇人類の発展と寿命の推移 ◇歴史上の人物から考える健康と寿命 ◇よりよく生きようとする江戸中期の人たちの生活指針 ◇100歳以上の高齢者は何人いるか? ◇男女国内最高齢者の状況 ◇平成の100歳双子のアイドル きんさん、ぎんさん ◇100歳以上の高齢者の医学的特徴 ◇高齢者のからだの変化 ◇より若々しく、より健康に、長い時間を過ごすチャンスを手にしている ◇あなたは長寿であることを望みますか? ◇人生会議をしてみましょう ◇自分が人生の主人公であり続けるために 第2章 健康長寿を目指すうえでの課題 ◇健康に関する各種の調査結果から ◇健康寿命を延ばしていくことが大切 ◇フレイル──自立と要介護の中間の状態 ◇フレイルに関わる健康問題 ・サルコペニア ・ロコモティブシンドローム ・メタボリックシンドローム ・糖尿病 ◇認知症 第3章 健康長寿を目指す日々のケア ◇日々のケアを実践するための5つのステップ ◇自分の生活を振り返り、言葉にしてみる ◇自分の身体状況を確認する ①指輪っかテスト(サルコペニアのチェック) ②イレブンチェック(食習慣やサルコペニアのチェック) ③ロコチェック ◇自分に合ったケアの方法を考える ◇医療機関に行く──医師に診てもらう ◇救急車の活用の方法 ◇こころ・人とつながるケア 【人生100年時代! これからの私の計画】 あなたは何歳ですか? 何歳まで生きたいですか? おわりに 参考文献一覧 【著者プロフィール】 添田百合子(そえだ・ゆりこ) 広島県生まれ。創価大学看護学部准教授。大阪警察病院付属看護専門学校卒業。1999年に創価大学通信教育部教育学部教育学科を卒業し、2002年、兵庫県立看護大学大学院看護学研究科博士前期課程修了(看護学修士)。1989年より大阪警察病院勤務。2004年に日本第1号の日本看護協会認定慢性疾患看護専門看護師となる。その後、大阪警察病院看護管理室看護師長、福岡県立大学看護学部講師、同大看護実践教育センター糖尿病看護認定看護師教育課程主任教員、大阪医科大学附属病院看護管理室看護師長などを歴任し、13年より現職。専門は療養生活看護学(慢性)で、糖尿病看護、フットケアに関する研究を行っている。