菅野博史 訳註
第三文明選書
『妙法蓮華経』の文々句々を解釈した注釈書として古来、読み継がれてきた中国・陳隋代の天台智顗(538~597)の三大部の一つ。レグルス文庫版の(Ⅱ)を、ハードカバーの新装版「第三文明選書」として復刊。(Ⅱ)は『法華文句』巻第三上から巻第五上までを収録。
【目次】 妙法蓮華経文句 巻第三上(釈序品・方便品) 妙法蓮華経文句 巻第三下(釈方便品) 妙法蓮華経文句 巻第四上(釈方便品) 妙法蓮華経文句 巻第四下(釈方便品) 妙法蓮華経文句 巻第五上(釈方便品・譬喩品) 【著者プロフィール】 菅野博史(かんの・ひろし) 1952年 福島県に生まれる 1976年 東京大学文学部卒業 1984年 東京大学大学院博士課程単位取得退学 1994年 文学博士(東京大学) 創価大学文学部教授、東洋哲学研究所副所長、中国人民大学客員教授。専門は仏教学、中国仏教思想史。 著書・訳書 『法華玄義』上・中・下 『現代に生きる法華経』 『法華経の七つの譬喩─初めて学ぶ『法華経』─』 『一念三千とは何か─「摩訶止観」正修止観章』(以上、第三文明社) 『法華経入門』(岩波書店) 『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』 『法華玄義を読む─天台思想入門』 『法華経─永遠の菩薩道 増補新装版』(以上、大蔵出版) 『中国法華思想の研究』 『法華とは何か─『法華遊意』を読む─』(以上、春秋社)ほか。