[目次]
序章 人間の脳が求める真のリーダー像
真のリーダー待望
リーダー像の歴史的変遷
人間の脳が求めている真のリーダー
ケネディに学ぶリーダーの育て方と達成力
第1章 脳の仕組みから見たリーダーの基本条件
人間の気持ち・考えが生まれる仕組みを理解して、真のリーダーに
社会のシステムは脳細胞が持つ本能から生まれている
人間の気持ちや行動は、脳組織の持つ本能で決まる
人間の考えは組織の運営に何を求めているか
リーダーは言を左右にしてはならない
急激な「改革」は、必然的に「改悪」となる
「組織の中で生まれる心の迷い」に対する脳の解決策
有意義な反対意見を言える組織に
自己保存の本能はリーダーの大敵
リーダーは組織のために自分の立場を捨てよ!
リーダーの「伝える力」は、「聞く力」があってこそ
部下を尊敬するリーダーこそ真のリーダー
第2章 強い組織を作るリーダーの心構え
チームプレイには自他の力が求められる
「リンゲルマン効果」に打ち勝つために
リーダーに求められる「決断のスピード」
組織の多様性を適度に保つことが肝要
リーダーの組織内情報管理は脳の伝達様式に学べ
有能なリーダーは「マイゾーン」を持っている
「前向きな明るい心」こそ、名リーダーの第一条件
第3章 勝敗よりも「勝ち方」にこだわれ~勝つための組織作り
具体的に達成可能な目標は脳を同期発火させる
目標は話し合って決めてはいけない
理念と目標の両方が必要
「勝ちグセ」をつけるための方法
「勝つこと」よりも「勝ち方」にこだわる
ライバルの成長を祈る度量をもつ
本番前の緊張は、あって当然
過度な緊張を生み出す理由と、「適度な緊張」を保つコツ
第4章 ケネディの脳が求めた、モチベーションの同期発火
現代の日本に求められるリーダーを育てよう
歴史に名を残した闘将はモチベーション向上の達人
モチベーションを下げない叱り方
名指導者は「教えすぎない」
効率一辺倒では創造性が育たない
第5章 歴史と世界に学ぶリーダーのあり方
歴史は「王道」と「覇道」の超越を求めている
古い指導者は人間力で勝負した
共通の敵を作る方法で組織をまとめた指導者は人を不幸にした
敵をも味方に変えたマンデラとオバマ
自己保存本能を乗り越えたゴルバチョフ
ジョン・F・ケネディの脳はどうなっていたか
ケネディの並外れた実行力を、脳科学的視点から読み解く
[著者紹介]林 成之(はやしなりゆき)
脳神経外科医。1939年、富山県生まれ。日本大学大学院医学研究科博士課程修了。日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長などを経て、現在、日本大学大学院総合科学研究科教授。著書に『「勝負脳」の鍛え方』『脳に悪い7つの習慣』など多数。