田丸ようすけ
DBコミックス
2世紀のインドでバラモンの家に生まれ、すべての学問を学び尽くした竜樹(ナーガールジュナ)は、心を満たしてくれるものを求めて旅に出るが、満たされず放浪の末、大乗仏教に出会う。そこには力強い生命の法が説かれていた。『中論』『大智度論』『十住毘婆沙論』などを著し、「空」の理論を大成した竜樹の生涯を描く。
【目次】 第1章 カースト 第2章 友の死 第3章 煩悩 第4章 サンガー 第5章 真実の経典 解説 【著者プロフィール】 田丸ようすけ(たまる・ようすけ) 1941年、岩手県宮古市生まれ。70年、東映動画入社。講談社新人漫画賞に入選し、本格的に漫画を描き始める。86年、料理漫画「七色かぼちゃ」(週間プレイボーイ)で新境地開く。代表作に、「地価革命」「ジャパン・シンドローム」。