脇谷みどり
鳳書院ブックス
これは、『希望のスイッチは、くすっ』の続編となる、著者とその父と母の「介護奮闘記」です。
脳性麻痺の娘さんの介護で奮闘中の脇谷さんのもとに、90歳の父と81歳の母が郷里・大分を離れ兵庫・西宮に移り住んできます。
やがて、今度は父が認知症を患い、障がいの娘、病弱の母と、「トリプル介護」の奮闘の日々が始まります。
しかし、持ち前の明るさとパワーで、目まぐるしい日々を皆で助け合って進んでいきます。
認知症の父のごきげんは、ときどき雨が降ったり、風が吹いたり。そんな格闘の日々の中には、たくさんの笑いがありました。
支え合い、励まし合う仲間がいれば、「できないことがあって、苦しい日々」は、やがて「ちょっと笑える、楽しい日々」に変えることができる。
一人で頑張らないで、皆で支え合って進んでいきましょう――すべての介護者に贈るエールの一書となるでしょう。
【目次】
はじめに
第1章 たかかずさん まっちゃんがやって来た
23年の時を越えて
ほんま?大分を離れられるの?
90歳の新天地
第2章 ここは日本!? 関西は異国!?
ここは、田舎じゃないんだよ
自転車に乗って、街を探検したい
可愛いかのこ、愛しいかのこ
第3章 介護は一人でがんばらない
わずか3カ月で、「トリプル介護」に
ヘルパーさんを頼んだけれど……
電動車がやってきた
不出来なコンシェルジュ
第4章 デイ・デビュー
デイに行きたくない父との攻防
デイも通い続けたら、楽しい
第5章 老いの坂道
父と娘の「夏の陣」
呼びもしないのに、救急車がやってきた!
なんで、こんなに物をなくすの
第6章 たかかずさんが壊れていく
「のんびり」と「速攻」、二つの時を楽しむ
記憶の穴
不可解な行動が目立つように
「小便が出ない」「寒い」……、壊れていく体
このままじゃ、暑さでお母さんが死ぬよ
第7章 もう一度 たかかずさんの手を握りしめて
まっちゃん、地獄の暑さに倒れる
私が、女房泥棒に!?
私の介護のどこがいけないの
辛く当たるのは、信頼しているから
たかかずさんの笑顔を取り戻す
第8章 伴走の旅
初めて知った、切ない「卒業」
ヘルパーさんの前では、素直なたかかずさん
半分笑って、半分泣いて
あっぱれ、たかかずさん
まっちゃんと新たな伴走の旅へ
おわりに
【著者略歴】
脇谷みどり : 1953年大分県生まれ。作家。90年に絵本『とべ!パクチビクロ』(らくだ出版)を刊行。郷里の母がうつ病を発症した際、障がいのある娘を介護しながら、日常の「くすっ」と笑える葉書を毎日送り続けた。その間、母の病気が完治するなど、5000枚の葉書を巡るドラマを2011年、『希望のスイッチは、くすっ』(鳳書院)として上梓。個人通信「風のような手紙」の発行、西宮「さくらFM」で自身のラジオ番組を担当するほか、毎日新聞・大阪版にイラスト・エッセイ「KANOKO MEMO」を連載し、多くの人々に希望を送り続けている
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号
第13271000号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら → https://aebs.or.jp/