有田美智世
一人の女性ボランティアの、素朴な願いと粘り強い行動が共感の輪を広げ、ついに行政の厚い壁を破った。日本の「さい帯血の母」による闘いの軌跡と展望を描く。
【おもな内容】 1 新しい生命が、もう一つの生命を救う 2 臍帯血バンク設立へのいちばん長い日 3 アンリー・デュナンのように 4 変わりゆく骨髄バンク 5 公的臍帯血バンク設立に向けて 6 市民が動けば政治は変わる 7 二一世紀へ正義のトライアングルを