井上敏明
今、「頭のいい子」が危ない! 明治期に始まった偏差値信仰。テストの結果で「頭の良さ」を判断する日本。気がついたら「できない子」に。秀才たちの理解できない逸脱行動etc.。
【おもな内容】 序 章 「頭がいい」とは? ・「頭のいい子」はすべて親の願い ・明治期に始まった偏差値信仰 ・東大入試向きの頭/ほか 第一章 天才たちの頭脳 ①野口英世は秀才だったか? ②記憶力が人並みはずれてよかったよかったナポレオン ③学校では劣等性だった、アインシュタインとエジソン ④秀吉は典型的な右脳派人間? 第二章 脳は個性をもっている ①一芸能力者と秀才の能力の違い ②天才は秀才にはなれない──頭の回路が違う 第三章 「知能」とは、いったい何なのか ・「責任」を取らないエリートたちり愚行 ・本当の頭のよさは「適応力」 ・時代の変化を映し出す「ニート」族/ほか 第四章 学校秀才たちの悩み ①偏差値の高いこども ②子ども慢性疲労症候群 U子さんの回復への道 第五章 今、「頭のいい子」が危ない!