H・v・ヘンティッヒ 原田信之・牛田伸一/訳
「どうして学校へ通わなくてはいけないの」との子供の問いに、ドイツの著名な教育学者が真正面から答える。手紙の手法による本書から、子供の人間的成長を願う熱き心が伝わってくる。14通目の手紙までを収める。
この本では、できるだけ子どもの立場に立って、彼らが納得できるようにじっくりと「学校に通う理由」を説明してみました。読みやすいように手紙の形をとり、しかも手紙の内容は物語仕立てでエピソードを中心にしました。そして、その多くは私自身の子ども時代の体験にもとづいています。 私は、子どもが学校に通う国なら、世界中のどの国であっても、この本は理解されると思っています。 もちろん、日本においてもです。 (著者「まえがき」より)