長崎伸仁
たった一つの言葉でも人の心を動かす力となる! “励まし”は希望を取りもどし、前に進む勇気を与えてくれる。
[目次] まえがき 第1章 対話を成功に導く七カ条 1 話し言葉の形態と目的 2 事前の準備は“三つの意識”で決まる! 3 三つの“きく”姿勢 4 対話の成功は「話す=2」対「聞く=8」 5 「同質な他者」と「異質な他者」の存在 6 聞き手を引き付ける話し手の“間” 7 「敬語」を意識するより、「敬意」を意識した対話 第2章 心に届ける“励ましの言葉” 1 “つぶやき”に本音が潜む 2 心を動かされた“励まし”の力――親友からの“一言”の力―― 3 相手の長所をほめ、認める 4 傷ついた娘の心に寄り添う 5 思春期の息子と向き合う 6 勉強嫌いの遠藤周作を変えた恩師の励まし 7 「ほめて喜ばれ、叱って感謝される人」を目指して 第3章 自らを励まし、自信と勇気を引き出す 1 自分の中にもいる「異質な他者」と向き合う 2 折れそうな自分の心を叱咤激励する 3 思い出の地に立ち、自分を励ます 4 今日より明日へ、向上のための“気づき”――「自分を信じるための“励まし”」 5 人間関係づくりの心得(人間を嫌いにならないコツ) 第4章 “励まし”の力を磨く学び 1 励ましの歌――「Yukiyanagi 雪柳」から聴こえてきた声―― 2 タレントのトークに学ぶ 3 司馬遼太郎の推敲原稿 4 他人の成功をノンフィクションで追体験 5 「励ましの文学」に学ぶ あとがき 【著者略歴】 長崎伸仁(ながさき・のぶひと) 1949年、和歌山県生まれ。兵庫教育大学大学院修士課程修了。大阪府公立小学校教諭、大阪府教育委員会指導主事、山口大学教育学部教授、同付属光小学校長、創価大学教育学部教授などを経て、創価大学大学院教職研究科教授、研究科長。専門は、国語科教育学。『表現力を鍛える対話の授業』(明治図書)、『読解と表現をつなぐ文学・説明文の授業』(学事出版)のほか単著、編著等多数。創価大学夏期大学講座で「対話」をテーマに講座を担当。