[目次]
序章 夢
Ⅰ 若き日の辛酸
安国寺の秀吉評/松下之綱に拾われた秀吉/惨めさとくやしさ
Ⅱ 命を懸けた殿
信長への恩返し/守りを攻めに転じる/松下之綱を捜し出し、家臣にした秀吉/老婦人への励まし
Ⅲ 信長天下への夢
鷹を断った信長/攻める心/苦難と忍耐によってつかんだ栄光
第1章 勝負は40代から
Ⅰ 名将真田幸村の誕生
青年時代の苦渋の日々/流人 幸村の嘆き/持ち続けた悲願と夢/家族を守らなければならなかった幸村/幸村の意地/名将幸村の誕生
第2章 最後に勝てばいい
Ⅰ 武田信玄の強さ
家康を恐れさせた信玄/初めての挫折/二度目の大敗/無理な戦いはしない/「勝つ」ことより「負けない」こと/将来を見据えた勝利
[コラム]信玄の肖像画
第3章 負けたままでは終わらない
Ⅰ 敗者からの復活
秀吉に認められた立花宗茂/浪人となった宗茂/苦衷の5年間/奇跡の復活
Ⅱ 前田利家の誠
織田家を追放された利家/主君はただ一人/利家の誠を見続けていた信長/けなげな心に報いた信長
第4章 味方をつくる
Ⅰ 死闘関ヶ原 小早川の心を動かした執念
危うかった関ヶ原合戦/土壇場での心の変化を勝ち取った家康
Ⅱ 真田幸村の脱出
難しかった脱出/命懸けで幸村を助けた住民たち
第5章 対話こそ最大の武器
Ⅰ 対話で歴史を変えた真田幸隆
真田幸隆に賭けた信玄/一人、城に乗り込んだ幸隆
Ⅱ 対話の勇者 黒田官兵衛
思慮深き人/誰よりも信長に注目していた官兵衛/小田原城無血開城を託された官兵衛
第6章 リーダーの資格
Ⅰ 家康と秀頼
持ち場を譲らない家康/一人、泥をかぶろうとした家康/引きこもる秀頼、一人立つ家康/家康、勝利への執念
[コラム]不機嫌な家康
Ⅱ 家臣へのいたわり
信長からおねへの手紙
Ⅲ 信長 桶狭間合戦の真実
奇襲戦ではなかった/常識を覆す戦い
Ⅳ 秀吉の励まし
一老婦人への手紙
Ⅴ 小事を見逃さない
領民の食卓をも気にかけた伊達政宗
Ⅵ 伊達家の男気
幸村に心酔した片倉重綱/幸村の子をかくまった伊達家
[コラム]武田信玄の人材論
第7章 発想の転換 ピンチこそ最大のチャンス
Ⅰ 奇跡の勝利 厳島合戦
厳しい時が勝利をつくる
Ⅱ 一瞬の勝機に賭けた真田昌幸
信州上田城の攻防/関ヶ原参戦を阻止した真田
Ⅲ 攻める心の勝利
小牧・長久手の合戦
[コラム]義経の決断
[コラム]上田城の金箔瓦
第8章 勝利への執念 必ず勝つ!
Ⅰ 名将柴田勝家の勇気
水の手を切られた勝家/水がめを割った勝家
Ⅱ 勝利への執念 河越夜戦
大軍に包囲された河越城/執念から生まれた知恵
第9章 友情
Ⅰ 命を懸けた友情 大谷吉継と石田三成
大谷吉継をかばった石田三成/関ヶ原での友情
[コラム]関ヶ原合戦の真実
Ⅱ 黒田官兵衛と竹中半兵衛
二人の知恵者/命懸けの弁明/最後まで友を信じた半兵衛
Ⅲ 千姫の真心
千姫の結婚/悲運の少女との出会い/花の心
第10章 忍耐「今に見ろ!」の心
Ⅰ 信玄の初陣
父に疎まれた信玄/名将信玄の誕生
Ⅱ 家臣たちの涙
人質にされた家康/今川家の盾となった家臣たち/徳川家康の誕生
Ⅲ 若き謙信の勇気
少年の夢/恐怖心を破るのは勇気
終章 誇り
Ⅰ 直江兼続の正義
正義の書状/上杉家の誇り
Ⅱ 戦人上杉景勝の意地
苦戦を強いられた上杉軍
Ⅲ 芳春院まつの決意
人質となったまつ/芳春院の本心
Ⅳ 直江兼続の妻お船の心
直江家の信念/上杉家のために生き抜いたお船
[コラム]石ころが語る戦国合戦
主な参考文献
[著者プロフィール]
三池純正(みいけ・よしまさ)
1951年福岡県生まれ。歴史研究家。作家。日本作家クラブ会員。戦国期の歴史の現場を精力的に踏査し、現場の視点で歴史の定説を見直す作業を進めている。著書に『真説・川中島合戦』『敗者から見た関ヶ原』(以上、洋泉社)『義に生きたもう一人の武将石田三成』『真田信繁』(以上、宮帯出版社)など多数。
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