片野 勧
人間をかえせ! ふるさとをかえせ! ――戦災と震災を体験した壮絶な人生に迫る渾身のドキュメント!
[目次] はじめに 第一章 ヒロシマ・ナガサキからフクシマへ Ⅰ 二つの国策に翻弄されて Ⅱ 原発は人類と共存できない Ⅲ 長崎で被爆した 第二章 3・10東京大空襲から3・11東日本大震災へ Ⅰ 東京の空は真っ赤だった Ⅱ 戦災孤児と震災孤児 第三章 仙台空襲と津波 Ⅰ 山河破れて国有り Ⅱ 地方中小都市は「無防備都市」だった 第四章 艦砲射撃・釜石と津波 Ⅰ 曖昧なまま放置される戦争責任 Ⅱ 徹底した防災教育 第五章 郡山空襲と福島第一原発 Ⅰ 「大本営」の虚偽・誇大報道 Ⅱ 内部被曝の恐ろしさ 第六章 サハリン引き揚げと福島第一原発 ポツダム宣言受諾を拒否 第七章 中国引き揚げと福島第一原発 原発さえなければ 第八章 特攻とフクシマ 生命を賭けた若い航空兵たち 第九章 原町空襲と福島第一原発 Ⅰ わが町わが村の〝私たちの戦争体験〟 Ⅱ 明かりのない〝死の町〟 第十章 第四の震災県青森・八戸空襲と津波 Ⅰ 全国有数の漁業基地 Ⅱ 戦没者慰霊碑(英魂之碑)の前に立って Ⅲ 地球上で最も美しい場所 おわりに [著者プロフィール] 片野勧(かたの・すすむ) 1943年、新潟県生まれ。フリージャーナリスト。日本ペンクラブ会員、日本マス・コミュニケーション学会会員。著書に『メディアは日本を救えるか』(蝸牛社)、『マスコミ裁判一戦後編』(幸洋出版)、『日本の空襲』(第二巻、共著、三省堂)、『捏造報道一言論の犯罪』(音羽出版)、『戦後マスコミ裁判と名誉殿損』(論創社)、『明治お雇い外国人とその弟子たち』(新人物往来社)ほか。