金惠京(キム・ヘギョン)
日韓国交正常化50周年──。韓国・アメリカ・日本で暮らした著者が、日ごろの何気ない一コマからとらえた日韓関係と両国への愛情を綴った珠玉のエッセイ。『第三文明』好評連載の単行本化。
[目次] プロローグ Ⅰ 四季を想う お正月から見える韓国の思い 旅立ちの季節の誇らしさ 爽やかな風が日韓をつなぐ 夏の風物詩 夜空の月が教えてくれること Ⅱ 食を楽しむ 未知の習慣の向こうに いつもと違う視点で 料理が開く扉 女性たちが感じている韓国 Ⅲ 文化・習慣を知る いつも心に共感のスイッチを お祭りという非日常 人生を豊かにする休み方 身近な情報ツールで相互交流を Ⅳ アジアの心をつなぐ 日韓友好の心の井戸を掘る 知られていない韓国人の本音 想像の翼を広げて 書店は世界へと続く窓 日韓に求められる大人の対応 Ⅴ 平和への願い 日本がアジアの期待に応える時 超えなければならない韓国の課題 日韓両国の八月十五日への想い エピローグ [著者プロフィール] 金惠京(キム・ヘギョン) 1975年、韓国・ソウル生まれ。国際法学者。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科より博士号取得。専門は国際法、国際関係学、韓国法、テロリズム。ジョージ・ワシントン大学総合科学部専任講師、ハワイ大学韓国研究センター客員教授、明治大学法学部助教を経て、2015年から日本大学総合科学研究所准教授。著書に『涙と花札─韓流と日流のあいだで』『テロ防止策の研究─国際法の現状及び将来への提言』など。