漆原智良
1945.3.10(東京大空襲)→2011.3.11(東日本大震災) 児童文化功労賞を受賞した著者が、平和を願い、人との出会いを宝として歩んだ85年の人生をつづった初めての自伝。
【目次】 第1章 幼い日の記憶──オクニノタメニ 第2章 苦闘の青春時代──戦後の混乱のなかで 第3章 八丈小島での哀歓──青年教師として 第4章 心を育む活字文化──書く力、読む力 第5章 よみがえる無人島──四半世紀の歳月を超えて 第6章 語り継ぐ真実──寄り添い、寄り添われ 第7章 震災を超えて──3.10から3.11まで 【著者プロフィール】 漆原智良(うるしばら・ともよし) 1934年、東京・浅草生まれ。児童文学作家、教育評論家。法政大学卒業後、絶海の孤島・八丈小島に東京都中学校教諭として赴任。84年、教師を依願退職し、作家生活に専念。実践女子短期大学、立教大学、秋草学園短期大学等で「児童文学論」「幼児教育論」などを講じる。著書は『ふるさとはヤギの島に──八丈小島へ帰りたい』(あかねノンフィクション)、『ぼくと戦争の物語』(フレーベル館)など、100冊を超える。第45回児童文化功労賞受賞。(社)日本児童文芸家協会顧問。