米国バプテスト教会の牧師が語る宗教間対話の旅路。ガンジー、マーチン・ルーサー・キング、池田大作を師とした非暴力運動の展開を、著者自身の数々のエピソードを交えて綴る。原著(A Baptist Preacher's Buddhist Teacher)は、世界各国の独立系出版社から発刊された優秀書籍を顕彰する、第23回「インディペンデント・パブリッシャー・ブック・アワード」の「宗教(東洋・西洋)」部門で「金賞」を受賞、過去2年間に全米で発刊されたキリスト教関連の優れた書籍に贈られる「2019イルミネーション・ブック・アワード」の伝記・回顧録部門でも「金賞」を受賞。大学の神学部の授業などでも活用されるなど、高い評価を受けている。
【著者プロフィール】
ローレンス・E・カーター(Lawrence Edward Carter Sr.) 米国モアハウス大学教授、同大学キング国際チャペル所長、牧師。ハワード・サーマン教育基金会長。1942年、米国ジョージア州ドーソンで生まれ、オハイオ州コロンバスで育つ。バージニア・リンチバーグ大学で社会科学と心理学の学士号を取得した後、ボストン大学大学院で神学修士号(MDiv)、パストラルケア神学修士号(STM)、牧会心理学・カウンセリング博士号を取得。1958年、高校1年生の時に、マーチン・ルーサー・キング牧師から直接、モアハウス大学への進学を勧められる。1979年、キング国際チャペルの初代所長に就任。キング牧師の平和と正義のビジョンを実現するための教育と行動に一貫して取り組むほか、世界各国の大学や神学校でも講演を行っている。主な著作に Walking Integrity: Benjamin Elijah Mays as Mentor to Martin Luther King Jr.がある。