創学研究所 編
創価学会の世界宗教化という未曽有の現証に、創学=創価信仰学の立場から迫る。 2019年3月に設立された創学研究所(松岡幹夫所長)の研究成果や外部識者を交えた研究会の発表をまとめた書籍の3冊目。 第3号となる今回は「世界宗教論」をテーマに、世界宗教という言葉の歴史やその定義について検証する。また、世界宗教化が進むSGIがアメリカ社会で受容されてきた歴史などを振り返りつつ、創価学会の三代会長が示した世界宗教への展望を考察する。
【目次】 発刊の辞 松岡幹夫 第1章 牧口常三郎先生と戸田城聖先生の世界宗教観 ――池田大作先生による「世界宗教の現実化」 三浦健一 第2章 池田大作先生の世界宗教観 ――人類の幸福への責任と宗教の使命 蔦木栄一 第3章 池田大作先生とアメリカ ――日蓮仏法の受容と継承 アンディ・ナガシマ 第4章 日蓮仏法の世界化 ――『法華経の智慧』を中心にして 松岡幹夫 第5章 特別講演 佐藤 優 核戦争の危機と東西対話――フロマートカの事例から 第6章 世界宗教論に関する信仰学研究会から 全体講評①羽矢辰夫 全体講評②青木康晋 総合討論 第7章 信仰学エッセイ 松岡幹夫 牧口常三郎先生の入信について 第8章 講義 三浦健一 創価信仰学とは何か(2) 第9章 寄稿 関田一彦 仏法から見た協同教育(2)――自他に開いた振り返りの意義 編集後記 主な参考文献 略歴一覧