創価学会広島青年部 編
平和への心を、未来へとつなぐ被爆・戦争体験証言集。広島の高校生が、8人の証言者にインタビューし収録──。原爆投下から75年、被爆者の平均年齢が83歳を超える現在(2020年)、生の証言を聞く機会が少なくなり、記憶の風化が懸念されている。そんななか高校2年生を中心に、戦争を知らない世代が、被爆者・戦争体験者の自宅を訪ね、聞き取りを行った。入市被爆したある女性はこう語る。「今まで誰にも話せんかった。でも、未来を生きるあなたに伝えられてよかった」と。
【目次】
発刊に寄せて
はじめに
広島市被爆地図・証言者の被爆地点
【解説】広島への原爆投下について
平和であることの幸せ 深田利幸
地獄の行進を見た 中瀬百合子
台湾で生まれて広島へ 増井健三
足に残ったガラスの破片 濱本松子
二人の母が教えてくれた平和 小田敦通
死にたいほどつらかった 増川美代子
福山市空襲戦災地図・証言者の被災地点
【解説】福山空襲について
戦争は最大の痛み 宮晏枝
恐ろしかった「空襲警報の音」 檀上裕
ほかの被爆・戦争体験の取材をした高校生の感想
ヘイワッシーの被爆遺構めぐり
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