時を超えた詩心の共鳴
―ゲーテと池田大作―
文豪ゲーテに関する創価大学創立者・池田大作創価学会名誉会長の考察を通して、共鳴する両者の詩心と人間主義の哲学に迫る。ゲーテの生涯と作品についても概説した。
- 定価:
- 1,320円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-15003-2
- 体裁:
- 新書判ソフトカバー
- ページ数:
- 224ページ
- 発刊日:
- 2009年10月29日
- 在庫状況:
- 在庫あり
[もくじ]
はしがき
第一章 ゲーテの生涯と作品
少年時代
天才詩人の登場
ヴァイマルでの政務とイタリア旅行
大革命とヴァイマル古典主義
ナポレオンの時代
西東詩編以降
最後の大作
第二章 詩人の魂の出会い
「読書ノート」とゲーテ
『私の人物観』のゲーテ論
『私の人間学』における『ファウスト』論
「続 若き日の読書』における『ヴェルスター』論
『世界の文学を語る』におけるゲーテ論
講演『人間ゲーテを語る』
第三章 ヒューマニズムの復権を目指して
ゲーテにおける「人間性」
池田思想とその実践における「人間性」
第四章 「平和」の思想をめぐるゲーテと池田大作
ゲーテにおける革命、戦争、平和
池田SGI会長の平和思想―「SGIの日記念提言」を手掛かりに
おわりに
[著者紹介]
田中亮平(たなかりょうへい)
1953年、長崎県生まれ。東京大学文学部卒。東京大学大学院博士課程中退。岡山大学講師、創価女子短期大学助教授を経て創価大学教授。専攻はドイツ文学。著書に『入門ドイツ文法』など。主要論文に「革命との対峙―ゲーテの三つの革命劇を中心に」がある。