今村与志雄
レグルス文庫
近代中国における最大の文学者・魯迅の歩みをたどり、代表的作品の概要と背景を平易に示しながら、権力と闘いつづけた作家の実像に迫る。
主な内容 ・はじめにーー文章語改革運動としての文学革命 ・魯迅の生涯と時代 ・「道はなかった」と「道はない」とーー「故郷」の翻訳 ・魯迅の「故郷」について ・「阿Q正伝」について ・日本文化・魯迅・ラッセル ・魯迅とその現代的意義ーー「声なき中国」と「呪文」から ・語らざる人生体験のあつみーー許広平『魯迅回想録』から思うこと ・周作人小伝 ・あとがき