創価学会青年平和会議編
レグルス文庫
人類で最初に核の投下を受けたヒロシマ。黒焦げの死体、焼けただれた皮膚、黒い雨の恐怖……被爆者の証言で語り継ぐ悲惨さを告発する魂の叫び。
本書の発刊に際し、米国・核時代平和財団のクリーガー所長は次のことばを寄せている。 「核による惨劇の苦痛を被った人たちから、世界を継承し21世紀のリーダーとなる青年たちへの贈り物なのです」-世界へ平和の風を巻き起こす“蝶々”たれとの願いを込めて編まれたメッセージ集。 【目次】 ●ヒロシマを原点に スペインから「ヒロシマ」への心の連帯…中村寿美恵 “北京の蝶々”となって、万波の波音を…品川正則 広島の女性が先駆を走ってる…重富直美 民衆の側に立つことの出来る力を…松浦節 ●被爆二世として 被爆二世アーティストの挑戦…田中勝 希望をいだす思想を広げていくこと…松浦光弘 母は背中ふるわせ「ゆきちゃん、ごめんね」…吉川陽子 アボリション2000を広島から全国へ…伊藤博 子どもたちに「世界市民の心」育む…田川寿一 広島、長崎、沖縄の青年が力合わせて…久保泰郎 戦いなさい、それがお父ちゃんの願いだ…松浦唯幸 ●記憶にないあの日 あの日、母は私の体を覆って亡くなった…コーチ・マツモト 腹いっぱい食べてほしかったんよ…河口力 ●忘れられないあの日 原爆孤児、韓国への数奇な人生…友田典弘 爆心から500メートル……語り続けていきたい…吉崎孝子 国を動かすには若い人の力が必要…梅迫解詞 平和運動って、私は“優しさの表現”と…郭福順 右の目がない、白いとこも黒いとこもない…竹岡智佐子 ウジはひゃーっと頭の奥に入って…桜井康民 “ああ、おいしい”妹のあの声が忘れられん…宅和和枝 夢を持って努力することが大事よね…松田文姑