これだけは知っておきたい
心の病とケア
生と死をめぐる生命倫理4
現代人が直面している最も深刻な課題の一つが「心の病」。 本書ではケアのあり方について仏教から光をあて、現場の医師や看護師とともに新たな方向を探る。心の病に立ち向かう方々に勇気を贈る。
- 定価:
- 1,540円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-06190-1
- 体裁:
- 四六判ソフトカバー
- ページ数:
- 240ページ
- 発刊日:
- 2003年11月18日
- 在庫状況:
- 在庫あり
【目次】
1.青年期に特徴的な心の病
(1)その背景-社会的価値観や家族像の変遷
(2)リストカッター
(3)パラサイト
(4)引きこもり
(5)児童虐待
(6)克服へ向けての一考察
2.心の病と現代
(1)現代の心の病の傾向
(2)心の病の現場で
(3)治療の留意点
3.うつ病について
(1)現代病といわれるほど多いうつ病
(2)うつ病発症の傾向性
(3)うつ病への対応
4.心の病とケアのあり方
[事例1]「ご主人の突然死」という喪失体験をしたNさん
[事例2]「パニック状態から自殺未遂」、そして蘇生したAさん
[事例3]更年期に苦しんだKさん
[事例4]夫婦一体で克服したHさん
[事例5]家族の支えで「うつ病」を克服したMさん
[事例6]「老人性うつ病」を克服したBさん
5.仏典に見る心の病
(1)緒言
(2)病因の分析
(3)狂と乱
(4)鬼と魔
(5)止観による治病
6.座談会「心の病とケアを考える」
(1)事例の検討
(2)現代における「心の病」の傾向の背景
(3)仏教の視座からの「心の病」
(4)「心の病」克服への智恵
7.参考論文:認知症(痴呆)について
(1)高齢化と認知症
(2)認知症の疫学
(3)認知症とは何か
(4)予防および治療法の開発
(5)介護について