大切な青年(きみ)と
──未来につなぐナガサキの声
長崎への原爆投下から75年──「あの日」から未来へとつないでいく新たな被爆証言集。長崎の中高生が、7人の証言者に聞き取りを行い、取材後記もつづった。有識者へのインタビュー記事のほか、長崎の被爆遺構等を紹介する付録「被爆遺構めぐりのすすめ」など、〝学べる〟コンテンツも多数収録。
- 定価:
- 1,200円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-06243-4
- 体裁:
- A5判ソフトカバー
- ページ数:
- 152ページ
- 発刊日:
- 2020年11月27日
- 在庫状況:
- 在庫あり
【目次】
発刊にあたって
プロローグ
第1章 証言──平和への祈り
毎晩のように見る母の夢
〝母ちゃん、どこにおると〟
牟田満子
生き残った同級生は14人。
命ある限り語り継ぐ
森本正記
語り部として「平和」訴え続ける
〝自分の心を大きくする大切さ〟
浦邊弘子
妹の青春を奪った原爆
〝何年も、何年も、苦しみは続く〟
髙村剛
〝原爆のせいかも〟と
思わずにいられない
松本初美
父から娘へ被爆体験を継承
〝原爆は過去ではなく現実にあるもの〟
木村光盛・靖子
被爆二世の使命に生きる。
強き母の姿が背中を押してくれる
平野大壽
[コラム]戦時中の日常生活について
第2章 未来への継承を考える
核問題を「自分事」として捉える
被爆地の声、上げ続けることが大事
吉田文彦(長崎大学核兵器廃絶研究センター長)
私にとっての継承のあり方①
私にとっての継承のあり方②
第3章 核のない世界を目指して
望まれない兵器の誕生
世界終末時計が示す現実
いまだ世界に存在する核兵器
ビキニ環礁の悲劇
核兵器廃絶を選択した国
75年使えなかった重み
禁止条約の意義
「核兵器=悪」の烙印を
核兵器なき社会を
エピローグ
ふろく 被爆遺構めぐりのすすめ
参考文献等一覧