創価大学通信教育部学会編
なぜ今、池田先生の思想や哲学がそれほどまでに注目されているのであろうか。 その答えを一言でいうことは困難であるが、あえてその一端を想起すれば、池田先生の仏法哲学を踏まえたうえでの洞察力や見識の尖鋭さにあるといえないであろうか。 (はしがきより)
[主な内容] 第1章◆調和理念の復権 石神 豊 第2章◆21世紀文明をめぐる仏教的理念 宮川真一 第3章◆超越と相即 山崎達也 ―池田大作先生の諸法実相論解釈における一断面 第4章◆生命論の環境思想 坂本幹雄 第5章◆核廃絶こそ地球平和の条件 高村忠成 ―池田SGI会長の提言 第6章◆池田思想に見る平和観 有里典三 ―「平和の文化」を創造するための理念と実践 第7章◆池田先生の教育権独立の提唱 大崎素史 ―第四権としての教育権を中心に 第8章◆池田先生の女性観 栗原淑江 ―仏教思想の視点から 第9章◆池田大作先生の「母親観」と家庭教育 鈎 治雄 第10章◆仏教と儒教の二千年対話 劉 継生 第11章◆歴史のなかの『創立者の語らい』 伊藤貴雄 ―露日交流史のコンテクストで読む 第12章◆アフリカの世紀 西浦昭雄 ―創立者のアフリカ観 第13章◆創立者と松下幸之助 水元 昇 ―人間主義の語らい