一念三千とは何か
『摩訶止観』正修止観章
第三文明選書
中国・陳隋代の天台智顗(538~597)が説き明かした究極の大法・一念三千。その典拠である『摩訶止観』の該当箇所を現代語訳し、訳注・解説と原文・訓読を付す。レグルス文庫版を、ハードカバーの新装版「第三文明選書」として復刊。
- 定価:
- 1,980円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-18008-4
- 体裁:
- 新書判ハードカバー
- ページ数:
- 272ページ
- 発刊日:
- 2017年7月20日
- 在庫状況:
- 品切
【目次】
はしがき
第1部 解説
第1章 『摩訶止観』と一念三千説
第2章 『法華経』方便品の諸法実相の原義
第3章 日蓮における一念三千説の受容と展開
『摩訶止観』研究のための参考文献
第2部 『摩訶止観』正修止観章 現代語訳
原文
訓読
【著者プロフィール】
菅野博史(かんの・ひろし)
1952年 福島県に生まれる
1976年 東京大学文学部卒業
1984年 東京大学大学院博士課程単位取得退学
1994年 文学博士(東京大学)
創価大学文学部教授、東洋哲学研究所副所長、中国人民大学客員教授。専門は仏教学、中国仏教思想史。
著書・訳書
『法華玄義』上・中・下
『法華文句』I~IV
『現代に生きる法華経』
『法華経の七つの譬喩─初めて学ぶ「法華経」─』(以上、第三文明社)
『法華経入門』(岩波書店)
『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』
『法華玄義を読む─天台思想入門』
『法華経─永遠の菩薩道 増補新装版』(以上、大蔵出版)
『中国法華思想の研究』
『法華とは何か─「法華遊意」を読む─』(以上、春秋社)ほか。