共存と福祉の平和学
──戦争原因と貧困・格差
社会変革をめざす「幸福平和学」の試み──。「直接的暴力」としての戦争、「構造的暴力」としての貧困・格差問題、その原因をさぐり、解決への方途を提起する。第1部では、人類史の中の暴力の起源を探り、国民国家の成立との関係や経済的要因について考察する。第2部では、貧困・格差の現状と課題を確認し、解決のための政策を検討するとともに、新しい思考と幸福観の構築を目指す。
- 参考価格:
- 1,320円(税込)
- 発売日:
- 2020年8月11日
- 定価:
- 1,760円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-03395-3
- 体裁:
- 四六判ソフトカバー
- ページ数:
- 224ページ
- 発刊日:
- 2020年8月11日
- 在庫状況:
- 在庫あり
【目次】
はしがき
第1部 戦争の原因──直接的暴力と共存
第1章 人類史の中の暴力の起源
第2章 狩猟採集から農耕牧畜へ
第3章 国家及び国民国家の成立
第4章 経済的要因と非暴力
第2部 貧困・格差の問題──構造的暴力と福祉
第5章 現在の貧困・格差の状況と課題
第6章 貧困・格差の解決への方途
第7章 貧困・格差の解決への政策
第8章 コスモポリタニズムの可能性
終章 転換期の現在──新しい思考と幸福
【著者プロフィール】
岩木秀樹(いわき・ひでき) 1968年、兵庫県尼崎市生まれ。創価大学大学院博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は、平和学、国際関係論、中東イスラーム学。創価大学非常勤講師を務める。著者に『戦争と平和の国際関係学──地球宇宙平和学入門』『中東イスラームの歴史と現在──平和と共存をめざして』がある。