最新! 日本の恐竜
「ティラノミムス・フクイエンシス」など2024年6月までに日本国内で化石が発見され、学名がついた恐竜13種がついに正体を現した
色鉛筆による復元画は本邦初
2024年6月までに日本国内で化石が発見され、国際的に通用する学名がついた恐竜13種と海の爬虫類3種を最新の研究成果をもとに紹介しています。監修は、国立科学博物館名誉研究員の冨田幸光博士です。
日本国内産出の恐竜に限定した「恐竜本」は、恐竜ファン待望の一書です。本書で紹介している新属新種の日本産の恐竜13種のうち、なんと7種が福井県の北谷で産出しています。中でも2023年9月に学名がついた「ティラノミムス・フクイエンシス」を、本書では先駆けて紹介しています。しかも、この恐竜は羽毛恐竜で、「色鉛筆による復元画」は本邦初。従来の恐竜のイメージを一新させ、他の「恐竜本」の復元画を見慣れた恐竜ファンをきっと驚かせるはずです。
巻末に、恐竜の全身骨格や化石などを展示している国内の博物館48館のガイドを掲載しています。
読者対象はおとな(中学生以上)ですが、学童や日本語を学ぶ外国の方にも読みやすいように随所に送り仮名をつけ、わかりやすい表現をこころがけました。
※この電子書籍は、リフロー型です。紙版の版面レイアウトをそのまま再現したものではありません。
- 参考価格:
- 2,640円(税込)
- 発売日:
- 2024年8月7日
この電子書籍には、紙の本がございます。→鳳書院HP
【主な内容】
恐竜とは?
恐竜の分類
繁栄から絶滅へ
恐竜が化石になるまで
恐竜化石の主な産地
恐竜化石産出の宝庫
・手取層群北谷層(福井県)
・篠山層群(兵庫県)
近年の研究でわかってきたこと
羽毛の発見が、恐竜研究の歴史を変えた!
現代にも恐竜の子孫が生きている!
鳥類は恐竜なのか?
鳥翼類の系統図
獣脚類
1 フクイラプトル・キタダニエンシス
2 フクイベナトル・パラドクサス
3 ティラノミムス・フクイエンシス
4 フクイプテリクス・プリマ
5 パラリテリジノサウルス・ジャポニクス
竜脚形類
6 フクイティタン・ニッポネンシス
7 タンバティタニス・アミキティアエ
鳥脚類と周飾頭類
8 フクイサウルス・テトリエンシス
9 コシサウルス・カツヤマ
10 ニッポノサウルス・サハリネンシス
11 カムイサウルス・ジャポニクス
12 ヤマトサウルス・イザナギイ
13 アルバロフォサウルス・ヤマグチオルム
恐竜時代の海の爬虫類
魚 竜 14 ウタツサウルス・ハタイイ
首長竜 15 フタバサウルス・スズキイ
ウミトカゲ竜 16 メガプテリギウス・ワカヤマエンシス
[コラム]世界最小の恐竜卵化石「ヒメウーリサス・ムラカミイ」
[コラム]こんな恐竜もいた! 化石でたどる日本の恐竜
【恐竜がいる博物館ガイド】
あとがき[冨田幸光]
恐竜の大きさ比べ
【プロフィール】
[監修]
冨田幸光(とみだ・ゆきみつ) 1950年、愛知県生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、米国アリゾナ大学大学院に留学。博士課程修了(Ph.D.)。国立科学博物館地学研究部研究官、同生命進化史研究グループ長、地学研究部長などを経て定年退職後、国立科学博物館名誉研究員。著書・監修書に、『新版絶滅哺乳類図鑑』(丸善出版)、『ドラえもん科学ワールド 生命進化と化石の不思議』『小学館の図鑑NEO 新版 恐竜』(以上、小学館)、『カラー版 恐竜たちの地球』(岩波書店)、『はじめての恐竜えほん』『日本の恐竜大研究』(以上、PHP研究所)など多数。
[色鉛筆画]
目羅健嗣(めら・けんじ) 猫絵師。千葉県勝浦市出身、同県袖ヶ浦市在住。色鉛筆を使った特殊技法で、現在までに描いた猫の数3000匹以上。毎年、銀座はじめ各地で個展を開催。都内カルチャーセンター他約20箇所で猫の絵を描く教室も開催している。近年は狂言とミュージカルの紙芝居上演も各地で開催している。円谷プロダクションクリエイティブジャム(TCJ)参加作家。主な著作に、『ニャンタフェ猫浮世絵《最強猫doll列伝》コレクション』『メラノ・フェルメーラX/35+』『メラノ・ジャパネスク』など。