川田洋一・山口 力・梅松明 著
いま求められる「レジリエンス(回復力)」を高める生き方──心理学と仏教の視点から、苦境をも「幸福のエネルギー」に転換する生き方に、日本とマレーシアの医師らが迫る。病気によって絶望の淵に沈む人がいる一方で、病を契機に人格を鍛え、人間的な成長を果たす人がいる。その両者を分かつ要件とは何かを探ります。 ※POD(プリント・オン・デマンド版)とはオンデマンド版は、Amazon等のウェブサイトで読者の皆様が注文し、そのつど1冊ずつ印刷されて届けられるものです。(カバー・帯のない)表紙と本文からなる並製のペーパーバックの体裁で製本されます。原本に比べて体裁は簡易版ですが、本文は原本に匹敵する品質で印刷されています。
【目次/CONTENTS】 序 レジリエンスを高めるために(川田洋一) 第1章 現代日本における心の病(山口 力) 第2章 「心」と「体」の相互作用──健康増進への「生物心理社会的アプローチ」(梅松明) 第3章 菩薩道と21世紀の心理学(川田洋一) 第4章 [座談会]心の病と仏教(川田・山口・梅) 【著者プロフィール】 川田洋一(かわだ・よういち) 1937年、香川県生まれ。京都大学医学部卒。医学博士。東洋哲学研究所顧問。著書に『新版・生命哲学入門』『仏法と医学』などがある。 山口 力(やまぐち・ちから) 1964年、愛知県生まれ。愛知医科大学医学部卒。同大学病院勤務を経て、せとぐち心療内科クリニック院長。東洋哲学研究所委嘱研究員。 梅松明(ボイ・チョンメイン Boey Chiong Meng) 1962年、マレーシア生まれ。イギリス・ロンドン大学医学部卒。医学博士・哲学博士。英国で医師の経験を積み、マラヤ大学医学部教授・副学部長を務める。マラヤ大学付属病院小児科医。東洋哲学研究所海外研究員。