絵本通俗三国志 第7巻
宿願の成都入城を果たした玄徳は、曹操が奪った漢中に兵を進め、張飛、黄忠、趙雲らの活躍によって、勝利を掌中にする。──元禄2年(1689)の序がある湖南文山訳の『通俗三国志』に150年後、二世葛飾戴斗が挿画を付し、天保12年(1841)に『絵本通俗三国志』は完結した。本書はこれを底本とし、原文の味わいをそこなわない範囲で新たな校訂を加えた。
- 定価:
- 2,010円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-14010-1
- 体裁:
- A5判ペーパーバック
- ページ数:
- 254ページ
- 発売日:
- 1983年5月15日
※POD(プリント・オン・デマンド版)とは
オンデマンド版は、Amazon等のウェブサイトで読者の皆様が注文し、そのつど1冊ずつ印刷されて届けられるものです。(カバー・帯のない)表紙と本文からなる並製のペーパーバックの体裁で製本されます。原本に比べて体裁は簡易版ですが、本文は原本に匹敵する品質で印刷されています。
【作者について】
湖南文山(こなん・ぶんざん)
江戸時代・元禄期の京都天龍寺の僧であった義轍と月堂の兄弟が使った筆名。中国伝来の『三国志演義』の和訳に義轍が着手し、その没後、月堂が引き継いで『通俗三国志』50巻が完成した。
葛飾戴斗(かつしか・たいと)
江戸時代・文政天保期の絵師にして、葛飾北斎の高弟。北斎から「戴斗」の号を譲られ、二世葛飾戴斗を名乗る。