若江賢三・小林正博 共編
レグルス文庫
「石虎将軍」「道鏡と和気清麻呂」等、日蓮が引用した例話を通して、仏法の精神をわかりやすく解説しています。
主な内容 Ⅰ 人生への指針 ・石を矢で射るような決定した思いと祈りがあれば、敵は退散してしまうであろうと説いた「李広(石虎)将軍」の故事 ・真の孝養とは何かを教えた「烏竜と遺竜」の故事 ・成仏するためには“鯉が滝を登って竜となる”ような厳しい難関を越えねばならぬという「竜門の滝」の説話 /他 Ⅱ 民衆と仏法 ・幕府は日蓮を用いるだけの度量があるなら立派に興隆するするであろうことを示した「太公望と傅説」の故事 ・善知識である同士の団結を「水の中の魚」に譬えた「水魚の交わり」の譬喩 ・悪は必ず滅び、善は最後に必ず勝利をすることを教えた「道鏡と和気清麻呂」の故事 /他