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よりよく生きるということ

エーリッヒ・フロム 小此木啓吾/監訳 堀江宗正/訳

フロム思想の新展開を告げる隠された遺稿。本書は、現代の精神状況に予言的な危機感を抱いたフロムが残したわれわれへの遺稿であり、自己存在の覚醒を促す警告の書である。

よりよく生きるということ
書籍
定価:
2,200円(税込)
ISBN:
978-4-476-03228-4
体裁:
四六判ハードカバー
ページ数:
269ページ
発刊日:
2000年2月28日
在庫状況:
在庫あり

フロム思想の新展開を告げる隠された遺稿。本書は、現代の精神状況に予言的な危機感を抱いたフロムが残したわれわれへの遺稿であり、自己存在の覚醒を促す警告の書である。 一九七四年から一九七六年までのあいだ、エーリッヒ・フロムは、スイスのロカルノにある家で著作『生きるということ』〔To Hava Or to Be?<持つ>べきか<在る>べきか〕に取り組んでいた。この本は一九七六年に出版されたが、実はこのとき、実際に使われたよりもはるかに多くの草稿と章が、老フロムによって書きためられていた。それらの章のいくつかを編んだのが本書である。そこで扱われているのは、主に、「<存在>へのステップ」であった。つまり、それをたどることで、「<存在>の技the art of being」が習得されるような、さまざまな段階が扱われていたのである。
【編者序文 ライナー・フンク  本書の成り立ち より】


目次

監訳者まえがき
編者序文

第一部 〈存在〉の技について

第二部 〈存在〉を阻むもの

第三部 〈存在〉へのステップ

第四部 セラピーを超えた精神分析

第五部 〈所有〉をめぐって

第六部 〈所有〉から良き〈存在〉へ

訳者あとがき
文献 

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