検証 人体実験
731部隊・ナチ医学
第二次世界大戦下の医学が体験した二大人体実験(石井731部隊とナチ・ドイツ医学)を検証し、新しい医療倫理・生命倫理のあり方を考える。日独関係者実名入り。
- 定価:
- 1,760円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-03255-0
- 体裁:
- 四六判ハードカバー
- ページ数:
- 248ページ
- 発刊日:
- 2003年8月31日
- 在庫状況:
- 品切
【おもな内容】
第一章 戦争犯罪史・前史――そこに至るまで
・人体実験の起源
・国家としての医学――ほか
第二章 何が起こったか・何が行われたか〔1932~45〕
・細菌戦争と感染実験
・生体の適応限界に関する調査実験
・生殖実験
・臓器収集
・人体実験の組織と予算――ほか
第三章 ニュルンベルク医師裁判〔1946~47〕
・「人道に対する罪」
・何が裁かれたのか――ほか
第四章 ハバロフスク裁判〔1949〕
・東京裁判における731部隊員の免責
・ハバロフスク裁判における731部隊――ほか
第五章 関係者の戦後〔1945~〕
・731部隊員の戦後と日本の戦後医学
・アウシュヴィッツ裁判における被告医師――ほか
第六章 新しい医療倫理の枠組みを求めて
・戦後の人体実験
・医療倫理における参照点としての731部隊・ナチ医学――ほか