創価学会長崎青年平和委員会・女性平和文化会議 編
長崎への原爆投下から75年──「あの日」から未来へとつないでいく新たな被爆証言集。長崎の中高生が、7人の証言者に聞き取りを行い、取材後記もつづった。有識者へのインタビュー記事のほか、長崎の被爆遺構等を紹介する付録「被爆遺構めぐりのすすめ」など、〝学べる〟コンテンツも多数収録。
【目次】 発刊にあたって プロローグ 第1章 証言──平和への祈り 毎晩のように見る母の夢 〝母ちゃん、どこにおると〟 牟田満子 生き残った同級生は14人。 命ある限り語り継ぐ 森本正記 語り部として「平和」訴え続ける 〝自分の心を大きくする大切さ〟 浦邊弘子 妹の青春を奪った原爆 〝何年も、何年も、苦しみは続く〟 髙村剛 〝原爆のせいかも〟と 思わずにいられない 松本初美 父から娘へ被爆体験を継承 〝原爆は過去ではなく現実にあるもの〟 木村光盛・靖子 被爆二世の使命に生きる。 強き母の姿が背中を押してくれる 平野大壽 [コラム]戦時中の日常生活について 第2章 未来への継承を考える 核問題を「自分事」として捉える 被爆地の声、上げ続けることが大事 吉田文彦(長崎大学核兵器廃絶研究センター長) 私にとっての継承のあり方① 私にとっての継承のあり方② 第3章 核のない世界を目指して 望まれない兵器の誕生 世界終末時計が示す現実 いまだ世界に存在する核兵器 ビキニ環礁の悲劇 核兵器廃絶を選択した国 75年使えなかった重み 禁止条約の意義 「核兵器=悪」の烙印を 核兵器なき社会を エピローグ ふろく 被爆遺構めぐりのすすめ 参考文献等一覧