村上政彦
第三文明e文庫
「この『本の楽園』では、毎回おいしい本を取り上げて、読むことの愉しさ、歓びを伝えたいと思っている。」「ある詩人が、『文学全集が家にあるだけで、文学と交際している気になれた』といった」──第2巻は、Web第三文明に連載された200回に及ぶ好評コラムのうち、「ぶんがくが すき」から「死ぬほど読書」まで20回分を修正のうえ収録。作家としての人生経験や日常の一コマを交え、小説・詩集からインタビュー集・新書まで、本好きの人にとっても、さらなる読書への関心を広げてくれます。
【目次】 1 ぶんがくが すき 2 詩人の魂、または「非常時」の言葉 3 短篇小説の愉しみ 4 カルヴィーノの構想する30世紀文学 5 ウディ・アレンの映画術 6 そんな男に私はなりたい 7 まっとうに苦しむこと 8 文学全集で文学と交際する 9 君子の酒食 10 生きるための詩 11 岩波文庫について① 12 岩波文庫について② 13 柄谷行人と憲法九条を考える 14 近代文学を超えて――吉田健一の世界 15 馴染みの酒場のような詩人 16 バンクシーとは何か? 17 『MONKEY』を読む 18 国の下り方 19 カフカの生涯 20 死ぬほど読書 【著者プロフィール】 村上政彦(むらかみ・まさひこ) 作家。三重県出身、1958年生まれ。業界紙記者、学習塾経営などを経て、87年、「純愛」で福武書店(現ベネッセ)主催・海燕新人文学賞を受賞し、作家生活に入る。日本文藝家協会会員・常務理事。日本ペンクラブ会員。「ドライヴしない?」で90年下半期、「ナイスボール」で91年上半期、「青空」で同年下半期、「量子のベルカント」で92年上半期、「分界線」で93年上半期と、5回芥川賞候補となる。他の作品に『台湾聖母』(コールサック社)、『トキオ・ウイルス』(ハルキ文庫)、『「君が代少年」を探して──台湾人と日本語教育』(平凡社新書)、『ハンスの林檎』(潮出版社)、『αとω』(鳥影社)、『結交姉妹』(同)、『赤い轍』(論創社)、コミック脚本『笑顔の挑戦』『愛が聴こえる』(第三文明社)など。2026年、『αとω』で第4回脱原発文学大賞フィクション部門受賞。