湖畔篆刻閑話

和田廣幸

湖畔篆刻閑話

和田廣幸

鳳書院ブックス

小さな印に刻まれた、悠久の歴史と人の心に出会う。

中国で25年にわたり篆刻と書を探究してきた篆刻家・書家の和田廣幸が、琵琶湖畔の暮らしの中で、石と文字が織りなす芸術の奥深さを、味わい豊かな語り口で綴る。 偉大な先人たちの足跡、古い印や書画をめぐる出会い、中国の芸術家たちとの交流、そして「篆刻と何か」「書とは何か」という根本の問いまで、自らの体験を通して、豊かな東洋の文化へと読者をいざなう。 変化の激しい現代にこそ、和田の「伝統こそ最先端」との言葉が響く。幾千年もの時を経て受け継がれてきた美に触れて、創ること、学ぶことの意味を見つめ直す。

篆刻を愛する人に、そして初めてその世界に触れる人にも贈る、珠玉の随筆集。

巻末には、著者が刻んだ印の印影作品を集めた「印譜」も掲載し、小さな印に広がる豊かな表現の世界を伝える。

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書籍

在庫あり

定価:3,300円(税込)

体裁:四六判ソフトカバー

ページ数:168ページ

発刊日:2026年11月13日

ISBN:978-4-476-25004-6

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参考価格:2,475円(税込)

発売日:2026年11月13日

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【目次】
はじめに

中国での書の復権 
書は人なり(書如其人) 
顔真卿は王羲之を超えた? 
琵琶湖賛歌 
物は常に好む所に聚まる 
金石の縁――清末の大金石家・陳介祺について 
蒐集・鑑蔵・研究・創作 
源遠流長――甲骨文字から思うこと
三人行けば、必ず我が師有り
清朝最後の文人・呉昌碩 
偉大なる求道者――小林斗盦と梅舒適 
我が愛おしきこの方寸の世界 

運甓齋印存 


【著者略歴】
和田廣幸(わだ・ひろゆき)
1964 年、横浜生まれ。篆刻家、書家。字は大卿(たいけい)。少年期に書と篆刻に魅了され、1994 年、中国語を本格的に学ぶため北京の清華大学に留学。以来、北京で書法、篆刻に関する研究を重ねながら、国内外で数多くの作品を発表している。2018 年から琵琶湖畔の古民家に居を移し、運甓齋(うんぺきさい)主、窮邃書屋(きゅうすいしょおく)主人と名乗り、日々制作に励む。2023 年には台湾で自身初の個展を開催。また、書や篆刻に関する多くの文物を蒐集し、著作を出すなど書法・篆刻界をはじめ収蔵界でも広い人脈を築いてきた。 2018 年には、山東省濰坊(いぼう)市に自身の所蔵品509 件を寄贈。同市で2024 年に新設された陳介祺(ちんかいき)金石博物館にコレクションされている。