村上政彦
21世紀文庫
海外と日本の名作14編を紹介。
「架空著者インタビュー」で作品の背景を知り、「名場面」集で読みどころを味わう。 ――10分で読める文学の世界へのゲートウェイ(入口)。 [目次] はじめに 赤毛のアン モンゴメリ 阿Q正伝 魯迅 奥の細道 松尾芭蕉 九十三年 ユゴー 銀河鉄道の夜 宮沢賢治 桜の園 チューホフ 三国志演義 羅漢中 山椒大夫 森鴎外 車輪の下 ヘッセ 戦争と平和 トルストイ たけくらべ 樋口一葉 ハムレット シェークスピア 星の王子さま サン=テグジュペリ 吾輩は猫である 夏目漱石 あとがき [著者紹介]村上政彦(むらかみ まさひこ) 業界紙記者、学習塾経営などを経て、1987年、「純愛」で福武書店(現ベネッセ)主催・海燕新人文学賞を受賞し、作家生活に入る。日本文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員。「ドライヴしない?」で1990年下半期、「ナイスボール」で1991年上半期、「青空」で同年下半期、「猟師のベルカント」で1992年上半期、「分界線」で1993年上半期と、5回芥川賞候補となる。他の作品に『トキオ・ウイルス』(ハルキ文庫)、『「君が代少年」を探して―台湾人と日本語教育』(平凡社新書)、『ハンスの林檎』(潮出版社)、コミック脚本『笑顔の挑戦』(第三文明社)など。