織田尚生・網谷由香利共著
不登校、家庭内暴力、選択性緘黙、注意欠陥・多動性障害、自閉的傾向、ひきこもりなど、傷ついた子どものこころの叫びを全身で受け止め、ともに勝ち越えたカウンセラーの記録。
【目次】 子どものこころはどうしたら癒されるのか ――カウンセリングの現場からの報告 この本を読んでくださる方のために 1 ぼくのこころは内戦状態だった 2 子どもの大変な状態に、命をかけて取り組んだ両親 3 お母さんが癒されたら、子どもも家族も変わった 4 誰もわたしを助けてくれなかった 5 娘に嫉妬して虐待したお母さん 6 ぼくは、自分だけの世界に閉じこもっていた 7 感情のない笑顔は、深く傷ついたため 8 傷つきをわかってもらうことによって癒される 9 息子のこころに受けた深い傷を理解できなかったお母さん 10 「子どもにわかってほしい」から「子どものこころがわかりたい」へ 11 母親のこころの傷が癒やされて、娘も癒され、家族も変わった 12 「つらくてつらくて仕方がない」その気持ちを誰にも話せなかった 13 周りから理解されないことで傷つき、苦しむ、こころを癒す 14 恐怖と怒りが渦巻く、母親のこころを癒す 15 学校では話せなくて不登校になった女の子 16 お母さんがこころを開けば、子どもの「こころの声」が聞こえる 17 傷ついたこころに寄り添って、こころの扉を開く 18 「なんでぼくを、こんな体に産んだんだ」