網谷由香利
子どものこころはどのように傷つくのでしょうか。いじめ、不登校、引きこもり、虐待…… “子どものこころの世界”を支えることが、今、求められています。
[目次] はじめに 第1章 子どものこころを支える 1 誰にも言えない「いじめ」の苦しみ(いじめられっ子の事例) 2 「いじめ」に潜む“こころの傷”(いじめっ子の事例) 3 現実が混乱し荒れるほど安心する“こころの中の災害”を抱える子どもたち 4 「しつけ」という名の虐待によってこころの自由を奪われた子どもたち 5 「記憶がない」間に起こる自分だけが知らない悲劇 6 「つらい記憶」を忘れるために切り離した“こころ” 7 “世界の中心”であるべき時期に支え、守られない子どもたち 第2章 子どもの安全基地としての親のこころ 1 「母子同一化」をはばむ落とし穴 2 未解決な「こころの問題」を抱える母親たち 3 無意識に子どもを傷つける母親たちの心理 4 子どもの人格形成の時期に影響を与える「こども園」構想 5 「待機児童」と呼んでいい赤ちゃんは一人もいない 第3章 親と子のこころの世界 1 “悲劇のヒロイン”の母親を持つ子どもたちの“こころの叫び” 2 誰も知らない日本型「ミュンヒハウゼン障害」と「ミュンヒハウゼン傾向」 3 「発達障害」というカテゴリーに閉じ込められた子どもたち 4 人を支える“こころの基礎”は赤ちゃんや子どものときにつくられる 5 耳では聞こえない子どもたちの「こころの声」を聴くために 終章 小鳥が教えてくれたこころの交流 解説 精神科医・医学博士 富澤治 病理解説 引用・参考文献 [著者紹介] 網谷由香利(あみや ゆかり) 北海道生まれ。東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。臨床心理士。専攻は臨床心理学、分析心理学。「佐倉心理療法研究所」所長。ユング派の分析家・織田尚生氏に師事。深刻なこころの傷を抱える多くのクライエントをサポートするセラピストとして、その驚異的力量が注目されている。著書に『子どものこころが傷つくとき』『こころの病が治る親子の心理療法』(第三文明社)などがある。