幸福平和学
―― 暴力と不幸の超克
仲良く、幸せに生きるために――。
暴力と不幸の根本的原因を分析し、
社会を平和と幸福の方向に変革する具体的な方途を示す。
2020年に刊行された『共存と福祉の平和学』を大幅に改訂し、
イスラームと仏教の幸福観・平和思想にも論及した、
著者の集大成ともいえる一冊。
- 参考価格:
- 1,540円(税込)
- 発売日:
- 2024年9月10日
- 定価:
- 1,980円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-03427-1
- 体裁:
- 四六判ソフトカバー
- ページ数:
- 328ページ
- 発刊日:
- 2024年9月10日
- 在庫状況:
- 在庫あり
【目次】
第一部 暴力:争いと貧しさの原因
第一章 戦争の原因:人間の暴力と農耕牧畜社会
第二章 戦争の原因:国民国家と経済的要請
第三章 貧困・格差の現状
第四章 貧困・格差の是正
第二部 暴力にあらがう志向:長く広く共に下から
第五章 平和を目指して:非暴力と非殺人
第六章 長い時間:宇宙と人新世
第七章 もう一つの道:脱成長と新時代
第八章 広い視野:有情も非情も
第九章 共に生きる:共感・共同・共有
第十章 幸せとケア:しなやかな強さと奇跡の存在
第三部 宗教と戦争:イスラームと仏教の幸福・平和と最近の戦争
第十一章 イスラームと仏教の幸福
第十二章 イスラームと仏教の平和
第十三章 イスラエル・パレスチナ紛争の歴史と現在
第十四章 ウクライナ戦争とイスラームの共存様式
【著者略歴】
岩木秀樹(いわき・ひでき)
1968 年、兵庫県尼崎市生まれ。1986 年、東京都立八王子東高校卒業。1994-1995 年、トルコ共和国アンカラ大学留学。2000 年、創価大学博士後期課程修了、博士(社会学)。創価大学・神戸学院大学非常勤講師、公益財団法人東洋哲学研究所研究員。専門は、平和学・中東イスラーム学・国際関係学。
単著に、『戦争と平和の国際関係学―地球宇宙平和学入門―』(論創社・2013 年)、『中東イスラームの歴史と現在―平和と共存をめざして―』(第三文明社・2018 年)、『共存と福祉の平和学―戦争原因と貧困・格差―』(第三文明社・2020 年・岡倉天心若手奨励賞受賞)、『きちんと知ろうイスラーム』(鳳書院・2022 年)。