中上健次
戦後生まれ初の芥川賞を受賞直後の1976年から84年の対談収録。対談者は、野間宏、立松和平、唐十郎、田村さと子ほか。
〔目次〕 ●対談 破滅と抑制―作家にとっての環境 丸山健二 物語世界に逆巻く風 五木寛之 物語の源泉 津島佑子 作家と〈責任〉 野間宏 われら二人、この生ぬるい時代に屹立する 立松和平 悩む肉体・悩まない肉体―《肉体》の現在を間う 唐十郎 母の地勢学―文学の現在 尹興吉 血と風土の根源を照らす―『地の果て 至上の時』をめぐって 小島信夫 マルチ物語論―『今昔物語集』『宇治拾遺物語』をめぐって 川村二郎 同窓の頃の健次くん―紀州・初恋・恋愛詩 田村さと子 【対談者紹介】 【初出一覧】 ◇――――――――――――◇ 『中上健次発言集成』全6巻 第1巻 対談Ⅰ 第2巻 対談Ⅱ 第3巻 対談Ⅲ 第4巻 対談Ⅳ 第5巻 談話/インタビュー 第6巻 座談/講演 ◇――――――――――――◇