網谷由香利
子どもの問題行動を解決するためにはどうしたらいいのか。その解決方法を示した実例集。解離性障害・統合失調症・強迫神経症・自傷行為・自己愛性人格障害・家庭内暴力・引きこもり・性同一性障害・選択性緘黙症等10の症例が示される。 現代の子どもたちが抱え込む深刻な「心の悩み」セラピスト(心理療法家)の網谷由香利先生が、実際のカウンセリングの現場を通して解決に挑む。
【目次】 ・解離性障害--虐待といじめを受けて居場所のない男の子 ・統合失調症--こころのなかの恐怖世界に苦しんでいた女の子 ・強迫神経症--厳格な父親から逃れようともがいていた女の子 ・自傷行為(習慣および衝動の障害)--自分の身体の生皮を剥がしていた女の子 ・自己愛性人格障害--両親に「俺を殺してくれ」と叫んだ男の子 ・家庭内暴力、ひきこもり--「人の視線が恐い」というひきこもりの女の子 ・小児の性同一性障害--男の子と女の子中間にいた女の子(その1) ・小児の性同一性障害--男の子と女の子中間にいた女の子(その2) ・選択性緘黙症--生まれてから20年間の記憶がなかったお母さん(その1) ・選択性緘黙症--生まれてから20年間の記憶がなかったお母さん(その2) ・脱毛症--子どもの時、親への怒りを体験できなかったお母さん(その1) ・脱毛症--子どもの時、親への怒りを体験できなかったお母さん(その2) ・対人恐怖症、摂食障害--母親から命がけで逃れた娘(その1) ・対人恐怖症、摂食障害--母親から命がけで逃れた娘(その2)