創価学会を語る
日本から世界に広がった創価学会について、作家・佐藤優氏と日蓮研究者の松岡幹夫氏が、多角的かつ縦横無尽に語り尽くした対談集。公明党支援を通じた政治参加や、海外社会への浸透と世界宗教化、僧侶仏教との訣別と教義条項改正、池田大作名誉会長による「創価思想の完成」等に関して、佐藤氏が「創価学会の内在的論理」を読み解きつつ松岡氏と論ずる。月刊誌『第三文明』の好評連載の単行本化。
- 参考価格:
- 770円(税込)
- 発売日:
- 2018年12月28日
- 定価:
- 1,100円(税込)
- ISBN:
- 978-4-476-03352-6
- 体裁:
- 四六判ハードカバー
- ページ数:
- 208ページ
- 発刊日:
- 2015年11月28日
- 在庫状況:
- 在庫あり
[もくじ]
まえがき 松岡幹夫
第1章 変わり続ける「生きた宗教」
第2章 学会の政治参加の本質
第3章 世界宗教への飛躍
第4章 宗教改革と創価学会
第5章 国家との向き合い方
第6章 「言論問題」再考
第7章 「折伏」と創価学会
第8章 三代会長を語る
第9章 創価学会の未来を展望する
あとがき 佐藤 優
[著者略歴]
さとう・まさる 1960年、東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了。著書に、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『自壊する帝国』、毎日出版文化賞特別賞を受賞した『国家の罠』、『国家の攻防/興亡』(角川新書)、『希望の資本論』(池上彰との共著/朝日新聞出版)、『マルクスと日本人──社会運動からみた戦後日本論』(明石書店)、『国家のエゴ』『創価学会と平和主義』(朝日新書)など多数。
まつおか・みきお 1962年、長崎県生まれ。東日本国際大学教授、同東洋思想研究所所長。創価大学教育学部卒。東京大学大学院総合文化研究科・博士課程修了。博士(学術・東京大学)。86年、静岡県の日蓮正宗大石寺で得度し僧侶となり、雄茂と号した。92年、大石寺を離れ青年僧侶改革同盟を結成。その後、日蓮研究者としても活躍。著書に『平和をつくる宗教』(第三文明社)、『日蓮仏教の社会思想的展開』(東京大学出版会)、『現代思想としての日蓮』(長崎出版)、『法華経の社会哲学』(論創社)、『日蓮仏法と池田大作の思想』(第三文明社)、『超訳 日蓮のことば』(柏書房)、『宮沢賢治と法華経』(昌平黌出版会)などがある。