ラビンドラナート・タゴール
東洋人で初となるノーベル賞(1913年、ノーベル文学賞)を受賞したタゴールの文学論、芸術論、教育論集を収録。
[目次] 第一部 創造に向かって 創造的統一性 山口三夫訳 序 詩人の宗教 森の宗教 あるインドの民間宗教 現代 女性と家庭 人格論 山口三夫訳 人格の世界 第二の誕生 瞑想 女性について 第二部 文学・芸術論 文学の原理 山室静訳 文学論 奈良 毅訳 文学の意義 文学の材料 美意識 現代詩 藤原定/三浦徳弘訳 詩入の学校 三浦徳弘訳 芸術家の宗教 森本達雄訳 芸術についての対談 森本達雄訳 芸術と伝統 三浦徳弘訳 有用の行為と創造の行為と 清水 茂訳 美のセンス 清水 茂訳 画家 高田博厚訳 わたしの絵 高田博厚・村上光彦訳 第三部 教育・文化論 インド文化の中心 亀井よし子/松山俊太郎訳 教育の理想 我妻和男訳 タゴール国際大学の教育的使命 我妻和男訳 教育の問題 馬場俊彦訳 教育の混乱 馬場俊彦訳 人類の一体性と教育 馬場俊彦訳 宗教的生命の覚醒 馬場俊彦訳 中国の学生におくる 森本達雄訳 先生方へ 三浦愛明 教育における身振りの芸術 三浦愛明 解題 奈良 毅 解説 福田陸太郎 編集委員 山室 静 野間 宏 森本達雄 我妻和男 [タゴール] 1861~1941。インドの詩人・思想家・教育者。イギリス留学から帰国後、多数の詩、小説、戯曲を発表し、絵画も手がけた。1901年、ベンガル地域のシャンティニケタン(平和の郷)に寄宿学校を設立 (タゴール国際大学に発展)。東西文化の融合にも尽力し、世界各地で講演も行った。1913年、抒情詩集『ギタンジャリ』でノーベル文学賞を受賞(東洋人初となるノーベル賞受賞)。「インド国歌」及び「バングラデシュ国歌」の作詞・作曲者でもある。