近代以降のインドの哲学・思想を論じる際に欠かすことのできないタゴールの哲学・思想論集。

[目次]

人間の宗教　　森本達雄訳

　第一章　　人間の世界
　第二章　　創造の精神
　第三章　　人間における余剰なるもの
　第四章　　精神的結合
　第五章　　予言者
　第六章　　ヴィジョン
　第七章　　わが心のひと
　第入章　　音楽を作る者
　第九章　　芸術家
　第十章　　人間の本性
　第十一章　出会い
　第十二章　教師
　第十三章　精神の自由
　第十四章　人生の四段階
　第十五章　むすび　

　付録１　　対談
　付録２　　講演


瞑想録　　蛯原徳夫訳

　第一部
　第二部
　第三部
　第四部
　第五部


宇宙論　　渋谷美津子・松山俊太郎訳

　原子の世界
　星の世界
　太陽の世界
　地球
　結び


仏陀　　奈良毅訳

　仏教における信仰観
　釈尊について
　仏陀誕生会
　すべての罪の闇夜滅すべし


わが民族の哲学　　冠　幸子・松山俊太郎訳

サティヤム　　冠　幸子・松山俊太郎訳

宗教会議における講演　　冠　幸子・松山俊太郎訳

宗教会議に送るメッセージ　　冠　幸子・松山俊太郎訳



解題　　　　　　　森本達雄
解説　　　　　　　松山俊太郎

編集委員　　　　　山室　静
　　　　　　　　　野間　宏
　　　　　　　　　森本達雄
　　　　　　　　　我妻和男


[タゴール]
１８６１～１９４１。インドの詩人・思想家・教育者。イギリス留学から帰国後、多数の詩、小説、戯曲を発表し、絵画も手がけた。１９０１年、ベンガル地域のシャンティニケタン（平和の郷）に寄宿学校を設立 (タゴール国際大学に発展)。東西文化の融合にも尽力し、世界各地で講演も行った。１９１３年、抒情詩集『ギタンジャリ』でノーベル文学賞を受賞（東洋人初となるノーベル賞受賞）。「インド国歌」及び「バングラデシュ国歌」の作詞・作曲者でもある。