ラビンドラナート・タゴール
東洋人で初となるノーベル賞(1913年、ノーベル文学賞)を受賞したタゴールの中篇、短篇小説を収録。
[目次] <短篇小説> 王と王妃 山室 静 失った理性 牧野財士 隣りの女 野間亜太子 契りの視線 中里悌三 埋もれた財宝 中里悌三 不幸 内山真理子 夜更けに 内山真理子 目覚め 渡辺一弘 先生 溝上富夫 女苦行者 溝上富夫 妻の手紙 春日井真英 見知らぬ女 塙 和磨 最後の夜 定家孝司 花婿と花嫁 定家孝司 篤信家 山室 静 ボツになった小説 牧野財士 ボライ 牧野財士 因習 溝上富夫 芸術家 春日井真英 盗まれた宝 山室 静 回教徒の話 青柳精三 実験室 大西正幸 日曜日 西岡直樹 醜聞 春日井真英 お噺集 我妻絅子 ラシュモニの息子 野間亜太子 <中篇小説> 二人姉妹 森本達雄 四つの章 我妻和男 解題 奈良 毅 解説 石上玄一郎 編集委員 山室 静 野間 宏 森本達雄 我妻和男 [タゴール] 1861~1941。インドの詩人・思想家・教育者。イギリス留学から帰国後、多数の詩、小説、戯曲を発表し、絵画も手がけた。1901年、ベンガル地域のシャンティニケタン(平和の郷)に寄宿学校を設立 (タゴール国際大学に発展)。東西文化の融合にも尽力し、世界各地で講演も行った。1913年、抒情詩集『ギタンジャリ』でノーベル文学賞を受賞(東洋人初となるノーベル賞受賞)。「インド国歌」及び「バングラデシュ国歌」の作詞・作曲者でもある。