中村 元、森本達雄、我妻和男 ほか
タゴールの生涯と思想に迫り、数多くの文学・芸術作品を読み解くタゴール研究の第一人者等によるタゴール論を収録。タゴール全集(全12巻)がここに完結。
[目次] 第一部 タゴールの生涯と思想 第二部 タゴールと世界 第三部 タゴールの作品の世界 資料編 タゴール総年譜 ベンガル語著作目録 英文著書目録 邦文主要文献 タゴール家系図、他 編集委員 山室 静 野間 宏 森本達雄 我妻和男 [タゴール] 1861~1941。インドの詩人・思想家・教育者。イギリス留学から帰国後、多数の詩、小説、戯曲を発表し、絵画も手がけた。1901年、ベンガル地域のシャンティニケタン(平和の郷)に寄宿学校を設立 (タゴール国際大学に発展)。東西文化の融合にも尽力し、世界各地で講演も行った。1913年、抒情詩集『ギタンジャリ』でノーベル文学賞受賞により、東洋人初となるノーベル賞を受賞した。「インド国歌」及び「バングラデシュ国歌」の作詞・作曲者でもあり、現在でも「詩聖」として多くの人々から絶大な尊敬を集めている。